犬吠埼灯台も大拍手 - 銚子半島一周駅伝

犬吠埼灯台も大拍手 - 銚子半島一周駅伝

 新春恒例のスポーツ・イベント「青木半治杯第69回中学校対抗銚子半島一周駅伝」が1月14日(日)開催された。本年はJR銚子駅からシンボルロードを下った利根川河畔の河岸公園前をスタートし、名洗(第1区3.8km)・地球の丸く見える丘展望館(第2区1.9km)・犬吠埼灯台下(第3区2.3km)・黒生(第4区2.8km)・川口神社前(第5区2.0km)の各中継所を経て銚子市役所(第6区3.0km)にゴールする15.8kmのコースで行われた。

 当日は晴天だが寒さと強風という厳しいコンディッションの中で、県内43校の選手たちがしのぎを削った。
 この駅伝には、1ヶ月前の全国中学校駅伝で大会新の記録で優勝したばかりの我孫子市白山中も出場しており、連覇の呼び声も高かったが、今回これを押さえて松戸常盤平中が優勝した。
 地元銚子市の7校も全校参加。さすがに犬吠埼灯台が見守る灯台付近では地元銚子5中が大奮闘。灯台入口前より君ヶ浜海岸へとゆるく下るカーブから平野選手がトップで姿を現し、灯台下中継点になだれ込むシーンに犬吠ひろしも感動した。
 交通規制や競技のスピードの関係で灯台下のポイントでしか応援できなかったが、息を切らし夢中で走る少年少女たちを見て、順位に関係なくすべての参加選手全員の健闘に拍手を送りたいと思った。

 銚子では、この駅伝大会を皮切りに毎年ハーフ・マラソン(さんまマラソン)や自転車競技(犬吠埼エンデューロ)なども開催されていおり、犬吠埼灯台はこれら多くの競技に欠かせないポイントとなっている。身びいきをするわけではないが、参加者にとって犬吠埼灯台をバックに競技した経験はきっとよい思い出になるものと思う。なんといっても144年もあそこにいる犬吠埼灯台が証人なのだからこんな心強いことはない。

※ 大会の結果(データは、日刊大衆日報紙や読売新聞のチラシを参照)
1位 松戸常盤平中(50分17秒)
2位 我孫子白山中(50分22秒)昨年優勝
9位 銚子5中  (50分54秒)

※ この駅伝大会の冠になっている「青木半治杯」とは、銚子商業高等学校の卒業生で、早稲田大学の陸上競技選手として活躍し、銚子の体育や陸上競技の発展にも尽くされた元日本陸上競技連盟会長及び日本体育協会々長の故青木半治氏(1915-2010)を記念して設けられたもの。

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