「犬吠埼灯台図」(重要文化財)がクリアファイルになった。 銚子市観光協会の企画である。サイズは大(A4)と小(A5)の2種類。価格は、大が1枚300円、小が250円で、問い合わせ先は、JR銚子駅構内にある同観光協会事務局(TEL:0479-22-1544)だ。
デザインの原図は、国立公文書館所蔵の重要文化財「新治県犬吠埼灯台ノ図」の立形図(A4・A5版表面)と「橫截図・縦截図」(A4版裏面)を使用している。 実物が明治5年頃に作図されたものなので紙の変色や彩色の退色はそのまま、濃い茶系ベースでやや地味めだが、レトロな地図や図面というのは何となく人の心を惹きつける。とくにA4版裏面の図は、犬吠埼灯台最大の特徴である二重壁構造(レンガ積み中空の外壁と内壁をつないだ構造)がよくわかる。
なお、実図はもう一枚「燈明番住家之図」が加わって3枚組となっているが、3図を裏表2面に配置するのはさすがに難しかったのであろう。
灯台がらみで国内外を訪問するとき、名刺代わりに持参する地元犬吠埼灯台の良質なグッズが欲しいと思っていた。このクリアファイルは、図柄はもちろんのこと、かさばらないし価格も適当なので私には重宝しそうだ。早速、11月初旬の金華山灯台登録文化財登録記念講演会に持って行こうと思う。
先日、NHKの取材で犬吠埼灯台に来たという今を時めく「灯台女子さん」たちにお会いしたが、私が履いていた靴のかかとの型押しや中敷のプリントや靴ひもについている飾りのタッグが灯台デザインだからといって半ば強制的に片足脱がさせられ、写真を撮りまくられたくらいだから、このクリアファイルのことを知ったら涙を流して喜ぶに違いない。今月末にカリスマ灯台女子Fさんが銚子に来られるので、話のタネにプレゼントしようと思う。
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