見応えのあったブレナムの航空博物館

見応えのあったブレナムの航空博物館

2016年6月16日、ネルソンに帰る途中、マルボロー地方の中心都市ブレナムにあるオマカ航空博物館(Omaka Aviation Heritage Center)を見学。 何を隠そう、私は灯台に夢中になる前は子どもの頃からずっと航空ファンだったのだ。同行した翻訳家K女史の夫ショーン氏の説明では、この博物館は、映画“Hobbit”で有名なピーター・ジャクソン監督が閉館寸前に買い取り、大改装オープンしたとのこと。館内には、第一次大戦時のイギリスやドイツの名機の数々が整然とジオラマ展示されている。ボランティアのガイド氏に「これらの飛行機はだれが集めたのですか?」と聞くと、「監督がポケット・マネーでコレクションしたものだ」と胸を張り誇らしげに説明してくれた。この博物館はローカル空港の一角にあり、滑走路を遠くに臨む芝生のスペースには、DC-3やアゴシーなどのレシプロ旅客機や輸送機、変わったところではドイツのV2ロケットの尾翼一部なども野外展示されていたが、晴れた空にプオーンというのどかなレシプロ機のエンジンの音が耳に優しく聞こえてきた。

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